当クリニックでの内視鏡検査
 新型コロナウイルス感染対策
  * 風邪症状の方の検査は、症状がとれてから実施します。
  * コロナ感染者で無症状の方の対策および、コロナ感染を
   していない方の対策
    1 当クリニックの内視鏡室は、密閉空間では無く、十分な
    換気が出来るように設計されています。 
    2 唾液や腸液など分泌液の処理をアルコールで行ってい
    ます。
    3 次の検査まで20分〜60分の間隔がありますので、
    検査1回毎に洗浄機を使用した内視鏡消毒を行っており、
    検査台などもアルコール散布と乾燥作業を行っています。
    4 風邪症状のあるスタッフは、症状が治まるまで、出勤しな
    い事としております。

      
内視鏡学会の指標は以下の通りです。 
  

2020年3月30日

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への消化器内視鏡診療の対応について(2020年3月30日更新)

 今般の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大に関して、消化器内視鏡診療の実施については、国・厚労省の方針や各施設の状況等を考慮した対応が求められていますが、日本消化器内視鏡学会としては、現在のCOVID-19の状況に鑑みた内視鏡診療について以下の様に提言いたします。

 なお、本提言の内容は本学会が示したひとつの目安であり、それぞれの施設の対応を制限するものではありません。この指針を参考にして頂き、各地域、各施設の状況に応じて具体的に適切な対応策を決めて頂くことが重要です。

 コロナウイルスの感染経路は飛沫感染、接触感染が基本であり、2019新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)も主な感染経路は同様であるとされています。消化器内視鏡の施行にあたっては、特に経口・経鼻での施行では患者の咳嗽を誘発する場合もあり、エアロゾルによる医療従事者への感染も危惧されます。特に内視鏡検査室など密閉された空間で、高濃度の汚染されたエアロゾルに一定程度の時間曝露した場合には、エアロゾルによるウイルスの伝播が高頻度で起こりうると考えられます。また、糞便からのウイルス排出の可能性も指摘されており、下部消化管内視鏡検査における潜在的な感染リスクもあり得るとされております。

 

1.消化器内視鏡診療の適応について

 国のCOVID-19対策本部より、対策の基本方針が発表され日々アップデートされています
https://www.cas.go.jp/jp/influenza/novel_coronavirus.html)。
 この内容に鑑みて、以下の条件に該当する方に対する緊急性のない消化器内視鏡検査・治療に関しては延期を考慮するなど、各施設で適宜判断し対応してください。なお、新型コロナウイルス感染症が確定されている患者に対して緊急の消化器内視鏡診療が必要な場合おいては、施設基準に則り施行してください。

  1. 風邪の症状や 37.5℃以上の発熱がある方
  2. 2週間以内に新型コロナウイルスの患者やその疑いがある患者との濃厚接触歴がある方
  3. 2週間以内に感染流行地域への渡航歴がある方(流行地域は日々拡大していますので、アップデートされた情報に基づいて各施設で対処してください)
  4. 強い倦怠感や息苦しさを訴える方